明日の未来へ

いまからEndless SHOCKの話をします。いまさらどうしたというつっこみは甘んじて受け入れますが、SHOCKを通して感じたことを忘れないための自己満備忘録です。

 


忘れもしない2015年5月19日、博多座HPでフライング発表されたSHOCK地方公演の出演者。そこに刻まれた松倉くんの名前。正直うそだと思った、きっと何かの間違えだろうと。うれしいはずなのにおめでとうと素直に喜べなくて。そっと背中を押して送りだしてあげるべきなのにできない自分にもやもやしながら幕が開けるのを静かに待つしかなかった。

松倉くんのいない夏を過ごし、ようやく迎えた梅田公演初日。OP CONTINUEでせり上がってきた姿を見て涙が止まらなかった。今までの心配なんてすぐにかき消されて、だってとっても楽しそうに踊っているんだもん。初めてSHOCKのステージに立つ緊張感よりもこのカンパニーで踊れる喜びを噛みしてているかのような気がして。私が好きになった松倉くんがそこにいた。心配なんて余計なお世話だったかもしれない。本当に本当にかっこよかったよ。

地方公演を終え、気持ちも新たに帝国劇場に戻るカンパニー。そこには松倉くんの姿もあった。続投して当然だというと傲慢に聞こえてしまうけど、だからといって偶然ではなくきっと必然だったはず。もう心配することなんて何もないから。2度目のSHOCKのステージに立つ松倉くんを今度は帝国劇場で見られる喜びを噛みしめながら幕が開けるのを指折り数えて待ってた。

過去に他の舞台で帝国劇場のステージに立ったことはあるけれど、役名やセリフのある役は初めて。ころころ変わる豊かな表情、指先まで神経の通ったダンス、苦手意識があるとは思えない伸びのある歌声、迫力のある殺陣。どれもこれも見たことのなかった、SHOCKじゃなきゃ見られなかった姿ばかり。こんな幸せな空間があっていいのかというくらい素晴らしくて、回を重ねるごとに大きくたくましく成長する姿を見られたことすごく貴重な時間だった。改めてお疲れ様でしたという言葉を送りたい。

 

 

今年のSHOCKも無事に幕を閉じ、博多座千穐楽から帝劇公演の出演者発表まであまり日がなく終わったような気がしなかったので私の中ではようやくこれで一区切りといった感じかな。本当に楽しかった。幸せだった。高校生活最後の1年、これから先のことを考えるともっとやらなきゃいけないことがあったかもしれない、SHOCKに出演することで何かを諦めなければいけなかったかもしれない。でもいつかふり返ったときにEndless SHOCKに出演できてよかったと思える1年になっていればいいな。


桜の花も散りはじめ新緑の季節がやってくる。気付けばあれから1年が経とうとしている。きっと来年も再来年もその先も春になり桜を見るとSHOCKのことを思い出すと思う。それくらい大切で大好きな舞台になった。後悔はない。次に幕が開けた時、またそこにいてくれたらすごく嬉しいけど、もしそうじゃなかったとしても。とにかくいまは晴れ晴れしい気持ちでいっぱい。

 


2ヶ月間本当にお疲れ様でした、そしてありがとう。松倉くんの瞳に映る未来が輝かしきものでありますように。